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進行肺癌に対する薬物療法の話題 Part2


九州がんセンター 呼吸器腫瘍科 瀬戸 貴司 先生によるプレゼンテーションです。

【目次】
00:32~ 分子標的治療薬開発の経緯
02:32~ 分子生物学染色体や遺伝子の解析
03:13~ 癌分子生物学研究で分かったこと
04:45~ 上皮成長因子受容体遺伝子変異肺癌
06:53~ 分子標的治療薬
09:27~ オシメルチニブvsペメトレキセド・プラチナ
10:12~ EGFR変異陽性肺癌に対する第一世代EGFR-TKI vs第三世代EGFR-TK

【概要文】 この動画では分子標的治療薬について解説します。
分子標的治療薬は、現在最も効果的な治療法とされています。分子標的治療薬は従来の抗がん剤と異なり、疾患部位にピンポイントに攻撃できる薬です。最新の科学技術で、がん細胞と正常細胞だけでなく、DNAやアミノ酸レベルでの解析が可能になったことが分子標的治療薬開発につながったと考えられます。
がんでは細胞増殖のブレーキとアクセルのバランスが崩れており、様々ながん抑制遺伝子やがん遺伝子が特定されました。
例えば、EGFR受容体遺伝子に変異のある肺癌では、化学療法よりもゲフィチニブという分子標的治療薬が効果的にはたらくことが示されています。
日本肺癌学会の診療ガイドラインでは、特にEGFR、ALK、ROS-1の変異については事前に検査を行ってから治療にあたることが推奨されています。