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好酸球性副鼻腔炎の治療方針 -現在地と今後の展望- Part1


関西医科大学総合医療センター耳鼻咽喉科・頭頸部外科 病院教授 朝子 幹也 先生によるプレゼンテーションPart1です。

【概要】
副鼻腔炎は、非好酸球性と好酸球性に大別され、症状や合併症、治療法がそれぞれ異なっています。好酸球性副鼻腔炎の診断にはJESREC studyが主に用いられています。
アレルギー性鼻炎・好酸球性副鼻腔炎はいずれもType2炎症の機構が働いていると考えられています。
好酸球性副鼻腔炎の初診時には、丁寧な情報提供が重要です。ちくのう症とは異なり難治性であることや、重症の場合は難病認定される可能性があること、全身的な病気でありトータルケアが必要であることなどを明確に伝えます。
好酸球性副鼻腔炎の治療の要は充分な手術であり、コントローラ治療としてICS経鼻呼出、悪化時は全身ステロイドや抗生剤を用います。さらにアジュバント治療・抗体治療を加えると強固な治療となります。

【目次】
00:11〜 イントロ
00:32〜 副鼻腔炎のフェノタイプ
03:22〜 好酸球性副鼻腔炎のCT
04:01〜 好酸球性副鼻腔炎の診断基準(JESREC study)
06:49〜 Type2炎症(気道炎症から見た自然免疫・獲得免疫の役割)
11:23〜 初診時に患者に伝えること
13:39〜 好酸球性副鼻腔炎の治療戦略