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好酸球性副鼻腔炎の治療方針 -現在地と今後の展望- Part2


関西医科大学総合医療センター耳鼻咽喉科・頭頸部外科 教授 朝子 幹也 先生によるプレゼンテーションPart2です。

【概要】
鼻噴霧ステロイド治療は好酸球性副鼻腔炎にはほとんど効果がありませんが、口から吸い込んだステロイドを鼻から吐くという吸入薬経鼻呼出には非常に効果があることが分かっています。コンテンツ内では、経鼻呼出療法が著効し、手術を回避できた症例が紹介されています。
好酸球性副鼻腔炎の治療においては、手術+投薬のトータル治療が再発率を減らします。初回手術が完全に施行されている症例は再手術ではなく治療の見直しが必要ですが、ポリープ充満症例や不完全な手術、術後の鼻副鼻腔形態異常は再手術が必要です。
最近注目されている製剤の一つであるデュピクセントは、有効率が非常に高く、鼻茸の程度を抑制するだけでなく、完治まで粘膜腫脹を抑制できる症例も散見されます。

【目次】
00:11〜 症例提示:HFA-BDP経鼻呼出療法著効手術回避症例
02:09〜 吸入薬経鼻呼出はなぜ効くのか
05:21〜 手術治療:副鼻腔単洞化が必要
06:41〜 Airway Medicine の実践:再発率を大きく減らす
07:46〜 再手術を検討する段階について
08:39〜 難治性の鼻副鼻腔炎に関わる4つの因子
11:23〜 デュピクセントの作用機序
11:55〜 デュピクセント投与後鼻茸スコアのベースラインからの変化量(SINUS-52)
12:43〜 デュピクセント症例データ
14:35〜 デュピクセントを使用した患者さんの声
15:53〜 まとめ