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歯性上顎洞炎に関する医科歯科連携のポイント Part1


大阪公立大学大学院医学研究科 耳鼻咽喉病態学 寺西 裕一 先生によるプレゼンテーションPart1です。

【目次】
00:24~ はじめに 耳鼻咽喉科と歯科の診療領域
00:47~ 歯性上顎洞炎診療上の課題
02:05~ 本動画の内容について
02:22~ 慢性副鼻腔炎の成因 鼻性と歯性
03:45~ 歯性上顎洞炎の原因
04:22~ 歯性上顎洞炎の進行 画像
04:51~ 眼窩内膿瘍を合併している画像
05:05~ 歯性上顎洞炎の発生頻度
05:45~ 歯性感染症の起炎菌
07:00~ 歯性上顎洞炎の症状
07:45~ 画像診断 CT所見
09:20~ 鼻内初見


【概要】
歯性上顎洞炎は、耳鼻咽喉科の疾患である副鼻腔炎と歯科の疾患である齲歯および歯周病の間にある疾患です。歯性上顎洞炎は、古くから認識されている疾患であるものの、本邦には、歯性上顎洞炎の治療ガイドラインはありません。
耳鼻咽喉科と歯科の両方から、治療を行う必要がある場合もあり、医科歯科連携が診療上重要になります。鼻性と歯性の原因の両方を鑑別して治療をする必要があります。治癒せず経過することによって、眼窩内膿瘍を合併する症例もあります。
細菌培養検査を行い、抗菌剤を使用することを提唱されています。検査方法としては、パノラマX線検査が主流でしたが、現在ではcone-beamCTが有用とされます。アレルギー性鼻炎や副鼻腔腫瘍との鑑別が重要になります。