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歯性上顎洞炎に関する医科歯科連携のポイント Part2


大阪公立大学大学院医学研究科 耳鼻咽喉病態学 寺西 裕一 先によるプレゼンテーションPart2です。

【目次】
00:16~ 治療の三本の柱
00:38~ 歯科治療
02:27~ 耳鼻咽喉科出の治療(ESS)
03:32~ 大阪公立大学耳鼻咽喉科における治療方針
05:58~ 歯科への紹介が必要と考えられる場合

【概要】
検査では、鼻咽腔ファイバースコーピー、副鼻腔CT、副鼻腔MRIを実施します。慢性か急性かにより治療方法が分かれます。急性の場合には、歯科治療を開始していただきます。
CTで、上顎洞内に軟部陰影が充満している場合や中鼻道自然口ルートが閉塞している場合には、歯科治療のみを行っても治癒が難しく、歯科治療とESSを並行して実施します。抜歯適応をさだめ、患者の希望や治療効果をみながら必要な場合には抜歯をすすめます。
近年、上顎洞内のほとんどの部位に、経鼻内視鏡下の観察や処置が可能になっています。CT所見で、根尖病巣や上顎洞内粘膜肥厚病変を見つけた場合には、歯科治療の適応があるか、歯科への紹介を考慮する必要があります。