この動画を視聴するにはログインが必要です。

新型コロナウイルス感染症の予防 ~5類移行後の医療機関についての対応~


川崎医科大学臨床感染症学教室 教授 大石 智洋 先生によるプレゼンテーションです。

【目次】
00:30~ 医療提供体制の変更
01:56~ COVIDの重症度分類
02:55~ COVIDの重症度別マネージメント
03:26~ 軽症~中等症の患者に対する薬物療法の考え方
06:32~ 新型コロナとインフルエンザに共通する症状
07:01~ 新型コロナとインフルエンザの感染ピークの違い
08:32~ 新型コロナの抗体保有率の調査
09:43~ 医療機関における基本的な考え方
10:45~ 面会の対応について
11:40~ 入院患者への対応について
13:05~ 外来での診療体制について
14:13~ 医療従事者の感染あるいは濃厚接触者の対応について
16:08~ COVID罹患後症状
16:57~ 日本での新型コロナワクチンの接種率

【概要文】
新型コロナウイルス感染症の診療は従来通りCOVIDの重症度分類を基準に対応していくことが求められます。肺炎があれば中等症1、酸素需要があれば中等症2、ICUや人工呼吸管理が必要なら重症に分類されます。
薬剤である抗ウイルス薬や中和抗体薬は、軽症や中等症1に適応です。ただし、抗ウイルス薬や中和抗体薬は、妊婦や腎機能障害がある方には注意が必要です。
新型コロナウイルスは高齢者で集団発生がしやすく、インフルエンザでは、若年者で集団感染しやすいと報告されています。
5類感染症へ移行後も、院内の感染対策の緩和はおこわない方が良いでしょう。

入院患者を受け入れるにあたり専用病床を設ける必要はないが、感染力が強いため個室管理をする必要があります。
外来診療は、インフルエンザの診療と同様の扱いとなる。クラスター発生要因は、医療従事者の感染が発端となって広がったケースが多いと報告されています。 医療従事者は、従来通りの感染対策を行う必要があります。

最後に、医療従事者の感染や濃厚接触者についてお話いただきました。