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血管肉腫 Angiosarcoma AS


がん研究会有明病院 皮膚腫瘍科 吉野 公二 先生によるプレゼンテーションです。

【目次】
1:04~ 血管肉腫総論
4:28~ 外科的切除と放射線照射
6:10~ 化学放射線療法
11:12~ タキサン系薬剤抵抗例の2次治療

【概要】
軟部肉腫は、軟部組織(筋肉、脂肪、神経など)から発症する悪性腫瘍で、罹患率は10万人に3.1人とかなり稀な症例です。
軟部肉腫のうち4.1%が血管肉腫(AS)であり、50%が頭頚部に発症しています。年間発症率は、100万人に2~3人といわれています。
血管肉腫の予後は非常に悪く、病気分類が難しいといわれていますが、当院ではT(頭部原発腫瘍)・N(所属リンパ節)・M(遠隔転移)の3項目で評価しており、StageⅠ~Ⅳで分類しています。
血管肉腫の特徴として、高齢者の頭皮に好発、進展拡大が早く、肺転移を起こしやすく、予後が非常に悪いといわれています。5年生存率は9%程度。
本コンテンツでは、がん研究会有明病院皮膚腫瘍科の部長である吉野先生に血管肉腫の外科切除症例や化学療法に対する効果、タキサン系薬剤抵抗例の2次治療についてお話いただきました。