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悪性リンパ腫 T細胞リンパ腫について Part2


四国がんセンター 血液腫瘍内科 医長 吉田 功先生による「悪性リンパ腫 T細胞リンパ腫について」のプレゼンテーションのPart2です。

【目次】
0:11~末梢T細胞リンパ腫PTCLに対する治療について
2:44~治療抵抗性末梢T細胞リンパ腫PTCLに対するDA-EPOCH療法の第二相臨床試験について

【概要文】
悪性リンパ腫は、WHO分類2016年版で90種類の病型があるとされています。そのなかでもT細胞リンパ腫は、B細胞性に比べて予後が不良で、標準的な初回治療が確立していないのが現状です。さらに、サルベージ治療後の予後も不良といえます。
こうしたなか、末梢T細胞リンパ腫PTCLに対する新規薬剤が日本でも認可されるようになってきました。プレゼンテーションでは、新規薬剤の作用機序や効果についてわかりやすく表にまとめて示していただいています。

一方、末梢T細胞リンパ腫PTCLに対しては、CHOP療法が慣習的に世界中で実施されています。末梢T細胞リンパ腫PTCLに対するCHOP療法の5年生存率は30~40%という報告が多くみられます。これに対し、CHOEP療法や、DA-EPOCH療法は、より良好な結果が得られるという報告もされています。
このような報告を受け、吉田先生らは、治療抵抗性末梢T細胞リンパ腫PTCLに対するDA-EPOCH療法の第二相臨床試験を実施しています。その結果、DA-EPOCH療法は、安全でかつCHOP療法よりも奏功割合が高いため、今後選択される治療法として期待できるということです。

Part2では、末梢T細胞リンパ腫PTCLに対する治療と、吉田先生らが実施した治療抵抗性末梢T細胞リンパ腫PTCLに対するDA-EPOCH療法の第二相臨床試験について解説していただきました。
末梢T細胞リンパ腫PTCLに対しては、慣習的にCHOP療法が実施されていますが、他の治療法によって予後が改善する可能性があります。ぜひ他のプレゼンテーションとあわせてご覧ください。

撮影日:2018.3.15
※最新の添付文書をご確認ください。