京都府立医科大学病院 消化器外科 准教授 藤原 斉先生による「食道がんに対する非開胸根治術」のプレゼンテーションです。
【目次】
0:11~食道がんの背景と縦隔鏡下切除術について
2:59~単孔テクニックを用いた縦隔鏡下食道がん根治術について
8:31~経胸食道切除術と縦隔鏡下食道切除術の生存率の比較
【概要文】
食道がんの患者は高齢者が多く、慢性肺疾患を抱えているケースが多いという特徴があります。しかし、術後肺炎を発症した患者の予後は不良です。
縦隔鏡下食道切除術では、次の3つの特徴により、食道がん患者のリスクを下げての治療が可能となります。
①単孔テクニックと気縦隔による、良好な術野と操作性
②開胸しないことによる、術後肺合併症発生リスクの減少
③開胸手術と同等の根治切除
従来の縦隔鏡では、安全かつ確実な深部縦隔操作は困難でした。そこで藤原先生らは、単孔テクニックを用いた縦隔鏡下食道がん根治術を行うことにより、この問題点を解決しています。動画では、手術のアプローチやデバイス、手技について解説していただきました。
また、非開胸の食道切除術では、反回神経麻痺の合併が大きな問題です。これに対し、藤原先生らはNIM Response 3.0という神経モニタリングデバイスを使用することにより、反回神経麻痺のリスクを下げての治療を可能にしています。
食道がんは合併症の発症リスクが高いため、さまざまなデバイスを活用した低侵襲手術で合併症を起こさずに治療を行うことが大切です。
今後の治療の参考に、ぜひご覧ください。
【目次】
0:11~食道がんの背景と縦隔鏡下切除術について
2:59~単孔テクニックを用いた縦隔鏡下食道がん根治術について
8:31~経胸食道切除術と縦隔鏡下食道切除術の生存率の比較
【概要文】
食道がんの患者は高齢者が多く、慢性肺疾患を抱えているケースが多いという特徴があります。しかし、術後肺炎を発症した患者の予後は不良です。
縦隔鏡下食道切除術では、次の3つの特徴により、食道がん患者のリスクを下げての治療が可能となります。
①単孔テクニックと気縦隔による、良好な術野と操作性
②開胸しないことによる、術後肺合併症発生リスクの減少
③開胸手術と同等の根治切除
従来の縦隔鏡では、安全かつ確実な深部縦隔操作は困難でした。そこで藤原先生らは、単孔テクニックを用いた縦隔鏡下食道がん根治術を行うことにより、この問題点を解決しています。動画では、手術のアプローチやデバイス、手技について解説していただきました。
また、非開胸の食道切除術では、反回神経麻痺の合併が大きな問題です。これに対し、藤原先生らはNIM Response 3.0という神経モニタリングデバイスを使用することにより、反回神経麻痺のリスクを下げての治療を可能にしています。
食道がんは合併症の発症リスクが高いため、さまざまなデバイスを活用した低侵襲手術で合併症を起こさずに治療を行うことが大切です。
今後の治療の参考に、ぜひご覧ください。