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慢性便秘症の診療 Part2 ー治療薬の選択ー医療用アプリの活用


慢性便秘症はありふれた症状ですが、薬の選択に困っている先生も多いのではないでしょうか。
本コンテンツでは、消化器と診断・治療内視鏡クリニックの院長を務める菊池大輔先生に、診療ガイドラインに基づいた慢性便秘症の診療のポイントについてお話していただきました。

【目次】
0:25~ 慢性便秘症における治療薬の選択
1:16~ 便秘PRO(アプリ)について
3:08~ 酸化マグネシウム剤に対する評価
7:49~ アプリによる排便記録や治療薬の服用記録の活用例
14:41~ 慢性便秘症まとめ

【概要】
慢性便秘症の治療には、患者さんの基礎疾患や内服薬の確認が必要であるため、話が長くなったり、効果がなかった薬を再処方してしまったりということがよくあります。
便秘PROは、慢性便秘症に必要な問診内容を事前にチェックできるアプリです。
便秘の治療では酸化マグネシウム剤がよく使われていますが、高マグネシウム血症のリスクがあるため、腎機能を評価したうえで投与を検討しましょう。
また酸化マグネシウム剤は、胃酸や膵液と接触することで薬効を得られます。
処方の際には、腹部手術の既往や制酸剤の内服しているかどうかについて確認する必要があります。
便秘PROでは、患者さんの排便状況や薬の服用や効果について記録できるので、便秘の診療に役立てます。