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直腸がんに対する外科的アプローチについて


がん研有明病院 大腸外科 副部長 秋吉 高志先生による「直腸がんに対する外科的アプローチについて」のプレゼンテーションです。

【目次】
0:20~直腸がん手術の原則と特徴について
3:47~術前放射線化学療法CRTについて
4:19~直腸手術のアプローチについて
6:40~症例提示
10:13~Trans-anal TME(ta-TMEについて)
12:36~拡大手術について
14:34~大腸がんにおけるロボット手術について

【概要文】
直腸がんの手術はTMEが標準とされています。しかしTMEは、剥離面と腫瘍が近い場合には、局所再発が起こりやすい手術法です。
そのため、手術前に術前放射線化学療法CRTが世界的に広く行われています。

直腸がんの手術のアプローチ法は、開腹手術、腹腔鏡手術、ロボット手術があります。
さらに大腸がんの腹腔鏡手術は、現在めざましい進化を遂げています。
肛門から特有のデバイスを入れて、腹部と肛門両方から同時に手術を進めていくTrans-anal TME(ta-TME)や、腹腔鏡を用いた拡大手術、ロボット手術なども行われるようになってきました。
これらの治療法には大きなメリットがある一方、習熟度の問題や合併症などのデメリットもあります。そのため、どの患者さんにどの術式で手術を行うのかについては、メリットとデメリットを理解したうえで、選択していくことが大切です。