ロボット支援手術は、前立腺がん・小径腎がん・膀胱がん・腎盂尿管移行部狭窄症などに対して行われます。
本コンテンツでは横浜市立大学附属病院の蓼沼知之先生に、泌尿器科疾患に対するロボット手術についてお話をしていただきました。
実際の手術の様子も掲載しております。
【目次】
00:48~ RAPNの手術動画
04:49~ 再発症例に対するre-RAPN
06:04~ 膀胱がんとRARCについて
07:13~ 腹腔鏡手術との比較
08:42~ RARCの手術動画
11:56~ 開腹手術後のRARC
【概要】
ロボット手術は、術部にエコーを当てることで、コンソールから画像を確認することができます。
腎腫瘍を切除する際は、腎動脈を阻血したうえで行います。
とくに部分切除では、焦らず丁寧にアプローチすることで、術後の尿瘻を抑えられます。
膀胱がんのロボット手術では、体腔内で完全に尿路変更をすることができます。
とくに浸潤がんやリンパ節転移のある膀胱がんに対しては、術前化学療法をした後、膀胱全摘を行います。
腹腔鏡手術による体腔外での尿路変更と比較すると、ロボット手術では入院期間が短く、術後の有害事象や合併症(腸閉塞や尿路感染)のリスクが低くなります。
膀胱がんの尿路変更では、支持糸で腸を引っ張ることで、アームによる挫滅を防ぎます。