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骨・軟部腫瘍の基礎から最新トピックまでPart1-希少がんとしての悪性骨軟部腫瘍と診療の基礎-


骨・軟部腫瘍は希少がんに分類されますが、日常診療のなかで良性疾患との鑑別が必要です。
本コンテンツでは、横浜市立大学附属病院整形外科腫瘍クリニックのチーフと務める根津悠先生に、
骨・軟部腫瘍の診療の基礎と最新トピックを解説していただきました。

【目次】
00:55~ 希少がんとしての悪性骨軟部腫瘍
03:56~ 骨軟部腫瘍について
05:27~ 骨軟部腫瘍の好発年齢
07:22~ 骨腫瘍の診療の基礎
11:52~ 原発性悪性腫瘍の診療の基礎

【概要】
骨軟部腫瘍は希少がんに分類され、診療できる専門医も少なく、一般的ながんと比べると治療成績が不良です。
一方、良性骨軟部腫瘍や非腫瘍性疾患は発生頻度が高いため、悪性のものかどうか鑑別が必要になります。

骨軟部腫瘍は、がん細胞の発生部位ではなく、分化方向に基づいて分類されています。
体の骨・筋肉・脂肪組織・神経・血管からどこでも発生しますが、最も頻度が高いのが大腿部です。

いずれの腫瘍も、組織型ごとにも好発年齢に特徴があるため、鑑別診断をするのに役立ちます。
骨軟部腫瘍は検診や腫瘍マーカーがないため、早期発見が遅れやすい傾向があります。

コンテンツ後半では、さまざまな骨腫瘍や原発性悪性骨腫瘍の診療の基礎について解説しています。

下記、横浜市立大学附属病院へお寄せいただいたご質問及び、回答になります。

【質問】
紹介の際に注意すべき点、行っておくべき検査等
【回答】
骨の病変、軟部の病変でも判断に迷われたらどなたでもご紹介ください。大学病院では画像検査が非常に混雑しており、新患の患者さんのMRIなどの画像がない場合、急ぎの場合は他院へ依頼することが多いため、MRIを先に実施していただきご紹介いただけると、患者さんにとってもスムーズと考えます。