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骨・軟部腫瘍の基礎から最新トピックまでPart2-軟部腫瘍における診療と最新情報-


骨・軟部腫瘍は希少がんに分類されますが、日常診療のなかで良性疾患との鑑別が必要です。
本コンテンツでは、横浜市立大学附属病院整形外科腫瘍クリニックのチーフと務める根津悠先生に、
骨・軟部腫瘍の診療の基礎と最新トピックを解説していただきました。

【目次】
00:17~ 軟部腫瘍の診療の基礎
01:34~ 良性軟部腫瘍について
03:02~ 原発性悪性軟部腫瘍について
07:06~ 日本における治療成績
09:42~ 悪性骨軟部腫瘍に対する化学療法
10:57~ 遺伝子パネル検査

【概要】
良性軟部腫瘍には腫瘍辺縁切除術が行われますが、原発性悪性軟部腫瘍には、ステージごとに手術治療、化学療法、放射線治療が選択されます。 高リスク症例では、局所治療だけでは治療成績が不良であるため、補助化学療法が必要です。
軟部腫瘍は全身にできるため、手術治療の際は他科と合同で行ったり、手術依頼をすることもあります。

現代は、分子標的薬や抗体医薬が登場していますが、悪性骨軟部腫瘍に関しては根治を目指せる薬は登場していません。
またアメリカと比べると、骨・軟部腫瘍に対して国内承認されていない薬剤が多く存在します。

標準治療がない固形がん患者さんや標準治療が終了となった固形がん患者に対しては、遺伝子パネル検査を行い、合う薬があるかどうかを調べます。


下記、横浜市立大学附属病院へお寄せいただいたご質問及び、回答になります。

【質問】
紹介の際に注意すべき点、行っておくべき検査等
【回答】
骨の病変、軟部の病変でも判断に迷われたらどなたでもご紹介ください。大学病院では画像検査が非常に混雑しており、新患の患者さんのMRIなどの画像がない場合、急ぎの場合は他院へ依頼することが多いため、MRIを先に実施していただきご紹介いただけると、患者さんにとってもスムーズと考えます。