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骨・軟部腫瘍の基礎から最新トピックまでPart3-骨軟部腫瘍における放射線治療と術後合併症-


骨・軟部腫瘍は希少がんに分類されますが、日常診療のなかで良性疾患との鑑別が必要です。
本コンテンツでは、横浜市立大学附属病院整形外科腫瘍クリニックのチーフと務める根津悠先生に、
骨・軟部腫瘍の診療の基礎と最新トピックを解説していただきました。

【目次】
00:13~ 軟部腫瘍におけるUE
02:55~ 放射線治療
03:39~ 重粒子線治療について
06:53~ 放射線誘発性肉腫
08:18~ 術後合併症
09:47~ 臨床試験
14:38~ チーム医療について

【概要】
軟部腫瘍におけるUnplanned excision(UE)は、手術が複雑化し予後が不良になるため、術前の画像検査をしっかり行ったうえで、適切な処置することが大切です。

骨軟部腫瘍に対する放射線治療は、感受性が良いものや疼痛緩和目的で行いますが、近年は手術根治が難しい限局性の症例に対して重粒子線治療を行うことがあります。
術後合併症に関しては、骨腫瘍は骨切除やインプラントが大きくなるため、感染やインプラントの破損、周囲骨折といった術後合併症のリスク高くなります。

また軟部腫瘍は、創部にまつわる合併症がありますが、患者背景や部位によってリスクが異なります。
コンテンツ終盤では、臨床試験についても詳しく解説しています。

下記、横浜市立大学附属病院へお寄せいただいたご質問及び、回答になります。

【質問】
紹介の際に注意すべき点、行っておくべき検査等
【回答】
骨の病変、軟部の病変でも判断に迷われたらどなたでもご紹介ください。大学病院では画像検査が非常に混雑しており、新患の患者さんのMRIなどの画像がない場合、急ぎの場合は他院へ依頼することが多いため、MRIを先に実施していただきご紹介いただけると、患者さんにとってもスムーズと考えます。