早期胃がんに対する胃縮小手術はさまざまな合併症リスクを伴います。
最近は、術後QOL維持を目的に、赤外線観察によるSN生検下の胃局所切除術も行われています。
東京慈恵会医科大学付属柏病院で外科医長を務める、高橋直人先生に胃局所切除術についてお聞きしました。
【目次】
0:35~ はじめに
1:09~ センチネルリンパ節(SN)理論と目指すゴール
6:29~ SN生検の適応・方法
8:06~ CLEAN‐NETの手順と症例
12:11~ SNナビゲーション手術(SNNS)の手術結果
15:23~ 理想的な胃縮小手術と現状
17:15~ 胃局所切除法の問題点
19:03~ まとめ
【概要】
SN理論は、リンパ節郭清の実施の有無を判断するための目安になるものです。
胃癌に対するSNNSでは、赤外線による観察は、ICGによる肉眼観察と比較すると、SNの同定率・感度とともに良好な結果を得られました。
SN生検では、T1で4㎝未満の早期胃がんに対して、ICG術中内視鏡で粘膜下層に局注し、蛍光観察を行い、切除したリンパ節を迅速診断に回します。
実際の局所切除では、播種性転移を予防するためにCLEAN‐NETという方法を行います。
胃局所切除術は、胃縮小手術よりも術後の体重維持され、食生活も保たれやすい特徴があります。
一方で、胃の変形を避けるための縫合線の決定といったいくつかの配慮や対策も必要です。
最近は、術後QOL維持を目的に、赤外線観察によるSN生検下の胃局所切除術も行われています。
東京慈恵会医科大学付属柏病院で外科医長を務める、高橋直人先生に胃局所切除術についてお聞きしました。
【目次】
0:35~ はじめに
1:09~ センチネルリンパ節(SN)理論と目指すゴール
6:29~ SN生検の適応・方法
8:06~ CLEAN‐NETの手順と症例
12:11~ SNナビゲーション手術(SNNS)の手術結果
15:23~ 理想的な胃縮小手術と現状
17:15~ 胃局所切除法の問題点
19:03~ まとめ
【概要】
SN理論は、リンパ節郭清の実施の有無を判断するための目安になるものです。
胃癌に対するSNNSでは、赤外線による観察は、ICGによる肉眼観察と比較すると、SNの同定率・感度とともに良好な結果を得られました。
SN生検では、T1で4㎝未満の早期胃がんに対して、ICG術中内視鏡で粘膜下層に局注し、蛍光観察を行い、切除したリンパ節を迅速診断に回します。
実際の局所切除では、播種性転移を予防するためにCLEAN‐NETという方法を行います。
胃局所切除術は、胃縮小手術よりも術後の体重維持され、食生活も保たれやすい特徴があります。
一方で、胃の変形を避けるための縫合線の決定といったいくつかの配慮や対策も必要です。