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NOSES for ColoRectal Cancer


豊中敬仁会病院 内視鏡ロボット手術センター長 院長補佐 奥田 準二先生によるプレゼンテーションになります。

【目次】
0:44~ 大腸における体内切除・吻合のメリットについて
5:19~ 多孔式腹腔鏡下術の体内切除・吻合、NOSEについて
7:59~ 単孔式腹腔鏡下術の体内切除・吻合、NOSEについて
13:25~ 肥満症例に対する腹腔鏡下ISRについて
17:15~ ロボット併用の腹腔鏡下術について
19:13~ 二期的手術について

【概要文】
「NOSES(Natural orifice specimen extraction surgery;自然孔標本摘出術)」は腹腔鏡下手術の新たな術式で、腹腔内で切除した腫瘍などを摘出する際、腹壁切開ではなく、肛門や膣などの元々存在する孔(自然孔)から摘出する、より低侵襲な手術です。

NOSE以前に、これまで大腸癌で体内切除・吻合は一般的ではありませんでした。
しかし、体内切除・吻合は、「不要な接触が避けられる」、「切除マージンを十分に確保できる」、「安全な吻合と低侵襲が担保される」といったメリットがあるといいます。

大阪医科大学附属病院では、体内切除・吻合を2013年から積極的に取り入れ、6年ほど前から結腸がんに対し基本手術としています。

また、最近では、T1やT2の症例ではNOSEも実施されています。
本動画で、大阪医科大学附属病院で体内切除・吻合やNOSEを実施されている際のポイントや工夫について教えてくださいました。

さらに、動画では、実際の腹腔鏡の体内での切除と吻合、NOSESの様子も示していただきました。切除、吻合、摘出の一連の手順が大変わかりやすく端的にまとめられ、大腸の腹腔鏡治療を行っていらっしゃる先生方には大変参考になるかと思います。
ぜひご覧ください。

※現所属:豊中敬仁会病院 内視鏡ロボット手術センター長 院長補佐 (2022.01.01~)