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口腔環境とがん -4種の口腔細菌が及ぼす大腸がんへの関与の可能性- Part3


【目次】
0:11~ 研究の総括
1:21~ 大腸がん発癌と口腔内常在菌の関与
4:08~ 口腔内環境と大腸の環境
5:00~ 口腔がんと口腔内細菌叢
5:41~ よりよい口腔内細菌叢・腸内細菌叢を形成するには
8:08~ まとめ
9:47~ 今後の展望

【概要】
杉浦先生方の研究の結果、口腔内常在菌のうち、大腸での発癌に関わっているとされる細菌は4種類、そのうち1種類は大腸がんの進展にも関与していることが示唆されました。健全な口腔内フローラであれば良い菌が大腸に運ばれ健全な腸内フローラをつくります。しかし口の中にこれら4種の口腔細菌がいると、大腸まで運ばれて大腸がんが発生しやすい腸内フローラに変化し、大腸がんの発癌や進行に及んでしまうことがあります。また、口腔内細菌叢は口腔や咽頭の癌の原因にもなりうることが明らかになっています。
口腔内細菌叢は母親から子供へ伝播し、出生前胎児の時期から形成され、出産を機に食餌等により小児までの間多様に変化します。そのため、良質な細菌叢を形成する鍵は、親の口腔内環境・乳児から小児期の口腔内環境・絶え間ない口腔衛生管理です。
杉浦先生方は、唾液を用いた細菌叢解析によって、大腸がん診断やリスク診断の方法を確立したいと考えています。

【キーワード】口腔細菌,大腸癌,口腔環境,Epigenetic,がん遺伝子,がん抑制遺伝子,鹿児島大学,顎顔面疾患制御学分野,杉浦剛