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高尿酸血症治療の今~ガイドラインを踏まえて~ Part2


独立行政法人 国立病院機構 米子医療センター病院長 久留 一郎 先生によるプレゼンテーションPart1です。

【目次】
00:16~ 合併症のある無症候性高尿酸血症に対する薬物治療について
04:56~ 合併症のある無症候性高尿酸血症に対する治療の6・7・8ルール
06:38~ まとめ(2)
07:09~ 新しい高尿酸血症の病型:小腸からの尿酸排泄低下による高尿酸血症
09:57~ 尿酸降下薬のカテゴリー分類とその選択
11:36~ 痛風外来のアドヒアランス
13:10~ まとめ(3)

【概要】
ガイドラインに記載されているクリニカルクエスチョン(CQ)について述べられています。
1つ目のCQは合併症を有する無症候性高尿酸血症の治療についてです。腎機能障害を有する場合は尿酸降下薬の投与が推奨されていますが、高血圧や心不全を有する場合は推奨されていません。
しかし、最近の研究では尿酸降下薬投与による心血管イベント発生の抑制効果が認められています。また、最新のガイドラインでは高尿酸血症の病型に小腸からの尿酸排泄低下が加えられており、高尿酸血症の病型に沿って尿酸降下薬を投与することが推奨されています。
最後に痛風外来のアドヒアランスが悪いという問題点が挙げられています。高尿酸血症の患者さんは合併症を有していることが多いため、合併症の治療を同時に行うことがアドヒアランス改善に重要です。