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コールドポリペクトミーの適応と実際


大阪国際がんセンター 消化管内科 副部長 竹内 洋司先生による「コールドポリペクトミーの適応と実際」のプレゼンテーションです。

【目次】
00:19~ 大腸がんの現状と現行の診療ガイドライン
02:49~ これまでのポリープ切除:通電を行う方法
03:20~ Cold Forceps Polypectomy (CFP)とCold Snare Polypectomy (CSP)の比較
05:46~ CSPの適応
07:50~ 通電による創部熱凝固がなくても遺残の心配はない
08:59~ CSPによるポリープ摘除手術の様子

【概要文】
近年、大腸がんの摘除方法として、通電を行わない『コールドポリペクトミー』が急速に普及しています。
従来の通電を行う方法に比べて、術後の「出血」や「穿孔」のリスクを下げることができます。また、通電による創部の熱凝固がなくても、「遺残」は増加しないことがわかっています。

コールドポリペクトミーには「Cold Forceps Polypectomy (CFP)」と「Cold Snare Polypectomy (CSP)」の2種類があります。
CSP は、10 mm未満の非有茎性ポリープで、内視鏡的に腺腫と診断される病変に対して特に有効とされています。
生検鉗子を用いるCFPは、3 mm以下の小さいポリープの摘除に有効で、CSPで切除しきれない場合に限って推奨されています。

CSPによるポリープ摘除を行ううえで、適応を理解することが重要です。
出血が起きてしまうので「有茎性病変」には適さないこと、また、切る層が浅いので「深くまで浸潤しているがん」には適さないことが紹介されています。

動画では、竹内先生が実際に使用されている器具や工夫、テクニックについて教えてくださいました。
大腸の病変切除の様子が大変わかりやすく、大腸の内視鏡治療を行っていらっしゃる先生方には大変参考になるかと思います。
ぜひご覧ください。