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鼓膜再生療法の成功率を高めるポイントPart1


鼓膜再生治療薬の登場により、手術による鼓膜再生が可能になり、耳下手術は大きく進化しました。
本コンテンツでは、鼓膜再生治療の専門家である金丸眞一先生に、鼓膜再生治療の概要と成功率を高めるための
ポイントについてお話ししていただきました。


【目次】
0:31 ~ 鼓膜再生の基盤となる組織工学的戦略
1:58 ~ 鼓膜再生治療薬「リティンパ」
2:16 ~ 鼓膜再生療法のステップ
3:26 ~ 鼓膜の形成過程の違い
4:50 ~ 再生鼓膜の特徴
5:21 ~ 鼓膜再生を成功させる4つのポイント
6:13 ~ 患者選択の重要性
8:10 ~ 患者への説明と注意点
11:22 ~ 新鮮創化のコツ


【概要文】
鼓膜をはじめ、特定の組織を再生させるには、細胞・足場・成長因子の3つが良好な環境が必要です。
鼓膜再生治療では、局所麻酔をした後、鼓膜穿孔縁の新鮮創化をし、成長因子を含むゼラチンスポンジを留置して
被覆した後、3週間後に鼓膜再生の有無を確認します。
鼓膜再建では耳下組織を移植しますが、鼓膜再生では鼓膜そのものを再生させるため、理想的な聴力の改善を目指せます。
再生された鼓膜は患者さん自身の組織であるため、自己修復能も備えています。
鼓膜再生を成功させるポイントには、該当のマニュアルの熟読・適切な患者の選択と術後指導・確実な新鮮創化があります。
また、手術器具にはオリジナルで開発したK-Cutter(シカゴ東京メディカル社)もありますので、お試しください。


【金丸眞一 先生のご紹介】
所属:公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 特任部長 兼 難聴・鼓膜再生センター長
専門分野:耳鼻咽喉科
所属学会:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会、日本耳下学会、日本気管食道科学会、耳鼻咽喉科臨床学会、日本聴覚医学会