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鼓膜再生療法の成功率を高めるポイントPart2


鼓膜再生治療薬の登場により、手術による鼓膜再生が可能になり、耳下手術は大きく進化しました。
本コンテンツでは、鼓膜再生治療の専門家である金丸眞一先生に、鼓膜再生治療の概要と成功率を高めるための
ポイントについてお話ししていただきました。


【目次】
0:17 ~ 残存鼓膜の石灰化について
1:51 ~ 鼓膜再生治療薬の充填について
3:41 ~ 高度な鼓膜穿孔症例
6:39 ~ フィブリン糊を滴下する理由
7:09 ~ 術後の対応
9:30 ~ 2回目以降の再生
10:57 ~ 必ず守るべきこと
11:59 ~ 保険適用後の北野病院での治療概要


【概要文】
鼓膜再生治療において、石灰化した鼓膜が残存している場合は、原則として除去が必要ですが、
正常組織が十分にあれば除去は不要です。
鼓膜再生治療の成功率を高めるためには、鼓膜再生治療薬である「リティンパ」の充填が重要です。
手術後の処置では外耳道に綿球を留置し、抗生剤の内服をしてもらいます。
3~4週間後に痂疲を除去し、鼓膜の再生を確認した後、抗生剤とステロイド剤の点耳薬を処方します。
1回で鼓膜が再生しなければ、2回目の手術となりますが、感染や耳漏がみられるときは、
再生処置をいったん中止しなければなりません。
耳内の清掃を行い、抗生剤の内服や点耳薬を処方して、状態が改善してから早めに再生処置を再開しましょう。


【金丸眞一 先生のご紹介】
所属:公益財団法人田附興風会 医学研究所北野病院 耳鼻咽喉科・頭頸部外科 特任部長 兼 難聴・鼓膜再生センター長
専門分野:耳鼻咽喉科
所属学会:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会、日本耳下学会、日本気管食道科学会、耳鼻咽喉科臨床学会、日本聴覚医学会