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熱中症とCOVID-19の診療 〜両疾患の鑑別は?〜


2024年に急増している熱中症と新型コロナ感染症。
臨床で働く医師の中には、両者の鑑別について迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。
本コンテンツでは、川崎医科大学の教授を務める大石智洋先生に、熱中症と新型コロナ感染症の鑑別のポイントについてお話を伺いました。

【目次】
00:32~ 急増する熱中症と新型コロナ感染症
01:21~ 熱中症とは
03:44~ 熱中症の重症度分類
08:09~ 両者の鑑別(1)発熱が起きた場所
09:16~ 両者の鑑別(2)症状の違い
10:04~ 新型コロナ感染症の重症度分類
11:17~ 両者の鑑別(3)脱水の有無
11:58~ 熱中症による死亡について
13:49~ 新型コロナ感染症の状況

【概要】
2024年夏は熱中症と新型コロナ感染症が急増しており、発熱の原因がいずれによるものなのか判断が難しいことがあります。
熱中症の場合、軽症は応急処置、中等症は医療機関への受診、重症は入院治療が必要です。 一方、新型コロナ感染症では、中等症は入院加療や酸素投与、重症はICU入室や人工呼吸器の装着が必要です。 そのため、患者さんを診察する際には、鑑別をすることが大切です。

熱中症と新型コロナ感染症の鑑別には、まず発熱が起きた場所を確認します。
屋外や屋内の暑熱環境で急速に発熱が起きたときは、熱中症の可能性を疑います。
また、新型コロナ感染症であれば悪寒戦慄や気道障害などの症状、熱中症であれば、脱水症状や意識障害がみられます。