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深部静脈血栓症に対するカテーテル血栓溶解療法の現状 Part1


桑名市総合医療センター 循環器内科 副病院長 山田 典一 先生によるプレゼンテーションになります。

【目次】
00:26 臨床上の問題点-急性期,慢性期
01:56 深部静脈と表在静脈の関係-適応:中枢型深部静脈血栓症,腸骨圧迫症候群
03:29 主な治療法
05:10 薬物治療の効果比較-抗凝固療法単独と全身血栓溶解療法
06:42 治療後の残存血栓の影響
07:26 腸骨大腿型深部静脈血栓症に対するカテーテル治療と早期血栓溶解療法の意義-カテーテル血栓溶解療法、経皮的血栓除去術、経皮的バルーン静脈拡張術、金属ステント留置
09:17 CEAPスコアと血栓溶解率
09:45 カテーテル血栓溶解療法(CDT)の実際
11:13 症例1(68歳 男性 DM BMI31.2)

【概要文】
深部静脈血栓症(DVT)の臨床上の問題点として、急性期は下肢の腫脹や疼痛があります。
また中枢型DVTの40〜60%において発症早期には静脈壁から血栓が剥がれやすく、症状が進行すると致死率の高い急性肺動脈血栓塞栓症に至ってしまいます。慢性期には25〜50%の割合で静脈弁機能不全を起こし静脈血栓症後症候群の発症が認められています。さらに抗凝固剤の治療を中止すると、年に8.1/100人の割合で再発率が認められています。
本講座では、カテーテル血栓溶解療法(CDT)の有用性を述べると共に、早期診断と適切な治療がいかにその後の治療成績を高めることについて適応症例と併せながら解説していただいています。
動画内の症例は、68歳 男性 糖尿病 BMI31.2の症例についてプレゼンテーションをしていただきました。