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根治性と安全性を両立した甲状腺内視鏡手術


鹿児島大学 医歯学総合研究科 消化器・乳腺甲状腺外科 診療准教授 中条 哲浩先生によるプレゼンテーションになります。

【目次】
00:18〜 はじめに
00:35〜 甲状腺内視鏡手術の特徴
01:52〜 甲状腺内視鏡手術のコンセプト
02:18〜 Precordial approach Video-Assisted Neck Surgery(VANS法)
02:50〜 Bidirectional approach of Video-Assisted Neck Surgery(BAVANS)双方向アプローチ
04:36〜 安全性を高める専用器具
06:02〜 内視鏡下甲状腺悪性腫瘍手術の適応疾患
06:30〜 乳頭癌に対する甲状腺右葉切除(動画)
08:44〜 中央区域郭清(右D1郭清)(動画)
11:20〜 外側区域リンパ節郭清(右D2a)
11:43〜 結論

【概要文】
甲状腺内視鏡手術の特徴には、『頸部外に切開創を移動させるExtracervical approachが主流』『送気法のみならず吊り上げ法も多く行われている』『アプローチ方法が多彩』といったことがあります。つまり、患者さんにとって選択肢が多い手術です。

同科の甲状腺内視鏡手術のコンセプトは、次の3つです。
①Open手術より高い整容性
②Open手術より高い安全性
③Open手術と同等以上の根治性
これらには、良好な視野の確保、アプローチ方向の工夫が必要であり、専用器具の開発も重要と考えられています。

内視鏡下甲状腺悪性腫瘍手術の適応疾患は未分化癌を除く甲状腺癌となっています。
同科で行われる、VANS法や、郭清を伴う悪性腫瘍に対する術式(双方向アプローチ:BAVANS)の詳細をご紹介いただくとともに、動画で実際の内視鏡手術の様子をご説明いただきました。
また、安全性を高める専用器具の使用が重要であることから、独自の専用器具を開発されており、それらをご紹介いただくとともに、実際の使用場面も動画でご覧いただけます。
病変切除や郭清の様子が大変わかりやすく、参考になるかと思います。