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ナルコレプシーの概要


【目次】
00:05~ ナルコレプシーの概要
01:24~ ナルコレプシーの日本にける有病率
02:06~ ナルコレプシーの原因

【概要】
ナルコレプシーとは、前夜に十分な睡眠をとったにも関わらず、日中に強烈な眠気が1日に何度もやってくる病気のことです。症状の特徴としては、15分程度の睡眠で1時間程度スッキリした状態になる事が挙げられます。

しかし、重度のナルコレプシー患者は眠気以外の症状として「情動性脱力発作」が出現します。症状は、笑ったり喜んだりした時に身体の力が抜けてしまうといった症状です。
具体的な症状としては、物を握ったり、立ちあがったりすることが出来なくなってしまう、という事が挙げられます。

日本における有病率は600人に1人程度で、世界的な有病率の場合1000人に1人と日本ではナルコレプシー患者は多いというデータ結果があります。

眠気の原因となるホルモン、オレキシンは人間の「覚醒」に関わっており、ナルコレプシーの主な原因は、このオレキシン神経系の機能障害が、関係しているのではないかと考えられています。
症状が重篤な場合に出現する「情動性脱力発作」がある時は、オレキシン神経系が脱落している可能性が高いとも言われています。逆に眠気がひどくても、発作が出ていない時は、オレキシン神経系が保たれている可能性があります。
なぜオレキシン神経が脱落してしまうのか、なぜ障害が起こるのかといった原因についてはわかっていないのが現状です。

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