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進行肺癌に対する薬物療法の話題 Part4


九州がんセンター 呼吸器腫瘍科 瀬戸 貴司 先生によるプレゼンテーションです。

【目次】
00:13~ ROS-1阻害剤とALK阻害剤の関係
02:19~ ROS-1+に対する第Ⅱ相試験
03:51~ J-ALEX Study
04:11~ ROS-1肺がんの頻度
04:48~ 殺細胞性抗がん剤
06:47~ S-1の臨床的有用性
07:23~ ラムシルマブ
08:03~ ラムシルマブの臨床的有用性

【概要文】
この動画では、様々な分子標的治療薬と殺細胞性抗がん剤について解説しています。
ROS-1阻害剤とALK阻害剤は似通ったところがあり、ALKを阻害するとROS-1阻害も阻害してしまうことが多くあります。しかしアレクチニブはALKのみを阻害することを目的として開発されました。
次世代分子標的治療薬には、ROS-1を阻害するものもあります。しかし、ROS-1変異は非常に頻度の低い変異であるため、肺がんに限定せず様々な癌腫の患者を集めてバスケット試験が行われました。
ここからは殺細胞性抗がん剤についてです。
S-1は日本で開発された抗がん剤で、ドセタキセルとの比較試験の結果、同等の効果があることが示されました。また、S-1はドセタキセルよりも毒性が少なく臨床的に使いやすい治療薬です。
ラムシルマブはドセタキセルと併用することで、ドセタキセル単体よりも高い治療効果を示し、生存期間も延長させることが明らかになりました。