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心不全の現状とThe Fantastic Four Part2


国立国際医療研究センター病院 循環器内科診療科長 廣井 透雄 先生によるプレゼンテーション Part2です。

【目次】
00:13~ 心不全の治療
00:58~ 心不全の疾病管理
01:58~ 心不全のリハビリテーション
02:23~ 心不全に対するEnalapril(ACE阻害薬)の効果
02:56~ 心不全に対するCarvedilol(β blocker)の効果
03:23~ 心不全に対するSpironolactone(MRA)の効果
03:50~ 心不全に対するEplerenone(MRA)の効果
04:16~ 急性心筋梗塞後の心不全に対するEplerenoneの効果
04:40~ 心不全治療法の変遷
05:35~ 心不全治療薬の併用効果
06:04~ HFrEHにおける治療薬
06:32~ ARNI(サクビトリルバルサルタン)のHFrEFへの効果
07:06~ SGLT2阻害薬による心血管保護作用
07:39~ ARNIとSGLT2i阻害薬の心不全治療ガイドライン上の位置付け
08:04~ 心血管保護作用心不全治療アルゴリズム
08:52~ MRAに依存するARNIのHFrEFへの効果
09:45~ ARNIの腎保護効果はMRAに依存する
10:28~ MRAによるK上昇リスクのSGLT2i阻害薬による抑制
11:00~ The Fantastic Four
11:39~ 収縮能保たれている心不全:Heart Failure with preserved Ejection
11:59~ HFpEFに対するSpironolactoneの効果
12:33~ 左室駆出率の保たれた心不全に対する投薬効果
13:00~ HFpEFに対するARNIの効果
13:31~ 左室駆出率とARNIの関係
14:38~ HFpEFにおける心血管死または心不全入院のSGLT2阻害薬による減少
14:57~ HFpEFにおける心血管事故のSGLT2阻害薬による減少
15:15~ HFpEFに対する The Fantastic Four
15:47~ Take home message

【概要】
心不全の治療は、専門学会によるガイドラインにおいて、疾病管理の推奨度とそれぞれのエビデンスレベルが示されています。
心不全治療の歴史は、利尿薬とジギタリスから始まり、経口強心薬・血管拡張薬と続き、現在では、ACE阻害薬やARB、β遮断薬、MRAなども使われるようになっており、動画内ではそれぞれの薬剤の効果、併用した時の効果について、研究データを用いて詳しく示していただいています。
最近、欧州の学会で取り入れられている概念が「The Fantastic Four」で、基本的な心不全治療薬として、まずMRA、ARNI、β遮断薬、SGLT2阻害薬を導入するという考え方です。
個別の状況に合わせて、The Fantastic Fourをうまく利用し、心不全の重症化・再入院・死亡を減らす取り組みがされています。