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音声障害診療のポイント~日常診療での対応~Part1


音声障害は症状が多様で、特定が困難な原因疾患もあることから、診断が難しいといわれています。
本コンテンツでは、東京慈恵医科大学柏病院の小林俊樹先生に、音声障害の原因と治療について、音声治療を中心に解説していただきました。
動画内では所見や症例も紹介しています。

【目次】
0:29~ 音声障害をきたす疾患
1:16~ 音声障害の診断の難しさ
3:16~ 声帯隆起性病変に対する手術
4:50~ 喉頭麻痺に対する喉頭形成術
6:25~ 音声治療について
8:30~ 声の衛生指導
9:17~ 音声訓練の内容
10:35~ 音声治療における留意点
11:52~ SOVTEの方法

【概要】
音声障害は症状が多様で、声帯に病変がないものがあるため、診断が難しい特徴があります。
声帯の隆起病変に対する基本治療は手術で、とくにポリープの場合は上皮を温存することが重視されています。
原因不明の音声障害は、声の出し方に問題があることも多く、音声治療の適応となります。
音声治療は発声方法や習慣を変えることで、声の改善を図ります。
治療を行う前提として、音声障害の原因となる発声を控えたり、水分補給といった声の衛生指導のほか、患者さんに発声の仕組みを理解してもらいます。
音声訓練には、「症状対処的音声治療」と「包括的音声治療」があります。
方針を誤ると症状が悪化することがあるので、適切な方法を選ぶことが大切です。