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【音声・嚥下障害の検査と治療法を解説】2 嚥下障害の症状・原因


耳鼻咽喉科で診る疾患のなかに、発声に異常が起こる「音声障害」とスムーズに飲み込めなくなる「嚥下障害」があります。
本コンテンツでは、東京慈恵医科大学付属柏病院の小林俊樹先生に、両疾患の特徴と原因、検査と治療法について解説していただきました。

【目次】
00:05~ 嚥下の仕組み
0:52~ 嚥下障害の症状
1:40~ 嚥下障害の原因

【概要】
嚥下とは、食べ物を飲み込んで胃まで送るまでの一連の動作のことです。
嚥下障害があると、食べ物の飲み込みに時間がかかったり、むせや食べこぼし、食事の中断や食事量の低下がみられるようになります。
また、食後の声枯れや痰の絡みも、嚥下機能の低下でよくある症状です。
嚥下機能が低下すると、誤嚥性肺炎が起こりやすくなり、高齢者が命を落とす原因になることがあります。
嚥下機能が低下する原因には、喉の腫瘍や手術による器質的原因、加齢や全身疾患による機能的原因、うつ病などによる心理的原因の3つがあります。
とくに加齢は、認識力の低下や唾液の分泌量の低下、口腔内の健康状態の悪化により、嚥下障害の原因になりやすい要因です。