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音声障害診療のポイント~日常診療での対応~Part2


音声障害は症状が多様で、特定が困難な原因疾患もあることから、診断が難しいといわれています。
本コンテンツでは、東京慈恵医科大学柏病院の小林俊樹先生に、音声障害の原因と治療について、音声治療を中心に解説していただきました。
動画内では所見や症例も紹介しています。

【目次】
0:13~ 音声治療が有効な疾患
1:12~ 声帯萎縮の治療法
3:12~ 変声障害に対する音声治療
4:12~ 診断が難しい疾患
10:19~ 咽喉頭酸逆流症(LPRD)

【概要】
音声治療が有効な疾患には、声帯萎縮や変声障害があります。
声帯萎縮の治療には注入治療、甲状軟骨形成術、筋膜移植術などがあるものの、音声治療も有効です。
言語聴覚士が介入し、チューブ発声、喉頭マッサージ、VFEを実施したことで、症状が改した症例もあります。
音声障害の診断が難しい疾患には、微小声帯結節や痙攣性発声障害、音声振戦などがあります。
微小声帯結節の治療は、声帯の安静や発声指導を行いますが、症状の改善がみられない際には音声治療を検討します。
痙攣性発声障害の場合は、音声治療に加えて、声帯の過緊張に対するボツリヌス注射等を行うことがあります。
動画では、咽喉頭酸逆流症など嗄声がみられやすい疾患についても紹介しています。