感染症内科
コロナ後遺症外来での治療のいま Part1

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【目次】
00:06~ コロナ後遺症の症状
00:31~ コロナ後遺症の診断
00:58~ コロナ後遺症の治療法
01:31~ 患者さんへのフォローアップ
01:48~ 外来受診者の年齢層
02:03~ 医療連携について
02:34~ 総合内科・総合診療科としての心がけ

コロナ後遺症の症状として最も多いのが、倦怠感です。それに続いて、嗅覚症状、味覚症状、頭痛・微熱、脱毛などが挙がっています。呼吸障害や咳、不安障害・不眠なども見られることがあります。
コロナ後遺症と診断する際には、コロナの感染が後遺症につながっているのか、あるいは元々あった基礎的な持病がコロナ感染によって顕在化したのかを見極める必要があります。
コロナ後遺症の治療には、一定の方針があるわけではありません。もともとの基礎疾患や現在の後遺症に対する原因が明らかになった場合は、それに対する治療を行います。

岡山大学病院では、総合内科・総合診療科に「コロナ・アフターケア外来」を2021年2月に開設し、コロナ後遺症の患者さんに対して、その人の状態などに応じて月におよそ1回の外来受診を3~4回行っています。
この外来を受診する患者さんは、10代後半から70代まで幅広い年齢層に広がっており、比較的若い20代と50代にピークが見られます。

コロナ後遺症の中でも、倦怠感・不安感・睡眠障害といって精神的要素が強い症状の場合は、精神科と連携して診療を行っています。また、脱毛症状が強い場合には皮膚科と、味覚障害・嗅覚障害に対しては耳鼻咽喉科といった連携体制をとっています。

総合内科・総合診療科は全身を診る診療科であり、得意とするのは鑑別診断です。頭痛・吐き気・倦怠感・睡眠障害といった、いわゆる「不定愁訴」の原因を探ることを日頃から行っています。そのために、医療面接・身体診察・臨床検査などを組み合わせて正確な診断につながる様、努めています。